世界初!洗浄装置とペルチェ素子の融合
本機では半導体素子であるペルチェ素子の冷却・発熱機能を用いて、冷却パイプ・加熱ヒーター・冷却装置の機能全てを賄うことに成功しました。使用しているペルチェ素子は大変小さく、スペース的にも有利です。
環境にやさしい洗浄をテーマにお客様のご要望にお答えしたベストの洗浄剤と洗浄装置及びお取り扱い上の注意点等の指導まで総合洗浄システムとしてご提供いたします。
本機では半導体素子であるペルチェ素子の冷却・発熱機能を用いて、冷却パイプ・加熱ヒーター・冷却装置の機能全てを賄うことに成功しました。使用しているペルチェ素子は大変小さく、スペース的にも有利です。
一枚の素子の両面を同時に用いて、発熱側をベーパー槽の加熱用途、吸熱側を前段の浸漬槽の冷却に使用しています。尚且つ、発熱(加熱)側は溶液の気化による蒸発潜熱で大量の熱が奪われるため、溶液沸点の少し上の高い温度帯域で素子の表面温度は一定に保たれ、ペルチェ素子の動作特性としては最高の能力が発揮される。
もう一枚の素子はフリーボード部の冷却に使用している。こちらは吸熱面だけの使用で、発熱エネルギーは空冷により大気放散している。
容量が小さいという事もあり、濃いベーパーは大気温度で液化させ、それだけでは液化できないベーパーをペルチェ素子で0℃近くまで冷却して回収しています。
必要最低限のエネルギーでフリーボード部を冷却しています。
浸漬超音波・ベーパー洗浄機としての機能と冷却能力を備えており、メンテナンス等も大変楽になりました。
本機の電気エネルギー使用量は従来機の最大1/2となっている。
※削減率は溶剤沸点が高くなる程アップし、沸点が50℃を超えると1/2以上となる。
これは、ペルチェ素子の発熱エネルギーは吸熱エネルギーの3倍となる特性を利用しているためである。小型機ではあるが、これからのサスティナブルな社会にマッチしていると考えている。