PRODUCTアスファルト分析装置

アスファルト混合物中のアスファルトを抽出する試験は品質管理及び検査上重要な試験とされています。省資源・省力化・環境問題に配慮した試験装置をご提供いたします。

ASゾール
炭化水素系抽出溶剤

環境にも経済的にも優しい炭化水素系溶剤

ASゾールは、塩素系や臭素系溶剤の代替溶剤として開発された、 オゾン層を破壊しない地球や人体に優しい、溶解力の優れた炭化水素系溶剤です。

アスファルト抽出溶剤としても優れた溶解力を示し、塩素系、臭素系溶剤の代替として充分な性能を備えています。

ASゾール 炭化水素系抽出溶剤

製品について

各種溶剤による可溶分試験結果(JIS K2207 準拠)

溶液(アスファルト)可溶分(%)
ASゾール1.1.1 トリクロロエタン他社A他社B
ストレートAS 60/8099.9999.8199.9399.91
セミブローンAS AC-10099.9999.9399.9799.98
高粘度AS タフファルトスーパー99.9999.9399.9799.98
改良AS エコファルトK299.9699.8599.8799.91


※同一人、同一試験器による結果

代表性状

外観無色の液体
密度0.830(15℃)
沸点194~220℃
引火点71℃(密閉式)(代表値)
粘度1.6mm 2/S(40℃)

使用方法

ASゾールは、アスファルト抽出試験の従来からあるソックスレー法に代わるものとして開発された強制循環式自動抽出装置に使用する溶剤です。強制循環式自動抽出装置は、アスファルト抽出試験を時間を大幅に短縮し、さらに抽出・乾燥・溶剤蒸留再生までを自動的に処理することができます。

詳しくは、強制循環式自動抽出装置[ARDENAK-6]のカタログをご参照ください。

法規制

ASゾールは、オゾン破壊係数(ODP)がゼロなのはもちろん、労働安全衛生法による特化則、毒物劇物取締法、大気汚染防止法等の各種規制対象外の安全な溶剤です。但し、可燃性ですので、消防法に基づく保管・取扱監理を行ってください。


  • オゾン層破壊 なし(ODP=0) 毒物劇物取締法 対象外
  • 有機溶剤予防則 対象外 大気汚染防止法 対象外
  • 特化則 対象外消防法 第4類第3石油類

取扱い

ASゾールは、安全性に優れた溶剤ですが、取扱いにあたっては、下記の注意事項を避守願います。 また、取扱い者は、事前に製品安全性データシート(SDS)をよく読んでいただくようお願いいたします。


    【注意事項】

  • 取扱い場所には、関係者以外の立ち入りを禁止する。
  • 取扱う場合は、局所排気装置又はプッシュプル型換気装置のある場所で取扱う。
  • 漏れ、あふれ、飛散しないようにし、みだりに蒸気を発生させない。
  • 発散した蒸気を吸い込まないようにする。
  • 屋外での取扱いは、できるだけ風上から作業する。
  • 眼、皮膚、衣類に付けないこと。
  • 火気厳禁。
  • 周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止する。
  • 熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。
  • 一禁煙。
  • 加熱したり、摩擦、衝撃を与えない。
  • 容器及び受器を接地すること。
  • 工具は火花防止型のものを用いる。
  • 内圧があるので、栓を少し開いて内圧を除いた後に容器を開く。
  • 取扱いの都度、容器を密閉する。
  • 容器を転倒、落下させ、衝撃を加え、又は引きずる等の乱暴な取扱いをしてはならない。

各装置仕様

商品名外形寸法一次入力電源
強制循環式自動アスファルト抽出装置1700W×1300D×2000Hmm3φ 200V 約14KW 60A
炭酸ガス自動消火装置 COX-7KZ210W×250D×760Hmm200V 8VA
空冷式冷水循環装置 CA-32UP570W×752D×1427Hmm3φ 200V 約3.2KW 30A
オイルフリースクロールコンプレッサ SLP-15EFD570W×752D×1427Hmm3φ 200V 約1.6KW 20A


※改善のため仕様を予告なく変更することがあります。

安心してお使いいただくために

  • 設置後、専属サービススタッフが十分に取扱い説明・指導を行います。
  • 日常の点検業務・作業準備は、チェックシートによって簡単に行う事が出来ます。
  • 設置後、12ケ月に定期点検を行います。(1年後は別途保守契約)
  • トラブルが発生した場合は、すぐにご連絡ください。専任担当者が電話又はFAXで対応、必要に応じてサービススタッフが責任をもって伺います。